里山王国首都 水台府

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火曜日, 7月 25, 2006

敵の陰謀

 私たちの数学の宿題テキストである「夏休みの敵」の中には、何か陰謀めいたことが書いてあります。ちょっと赤瀬川源平さんの「新解さんの謎」のようにこの陰謀を解き明かしていきたいと思います。
3 A地点からB地点まで一本道で5km.の道のりである。J君はA地点からB地点へ向かって、3分間は毎時6kmの速さで歩き,次の10分間は毎時12kmの速さで走る,ことをくり返す。このとき・・・
(1) J君がA地点を出発してから、B地点につくまで何分何秒かかるか答えよ。
(2) J君がA地点を出発すると同時に、S君はB地点を出発して、毎時9kmの速さで休まずに走りつづける。2人が出会うのは出発してから、何分何秒後か,また出会った地点はA地点から何m.のところか答えよ。
白石里子(以下SS君)「J君、あまり無理しないでください。というか夏休みの敵、J君に無理矢理走らせようとしないでください
赤瀬川氏「しかもこの息の切れようからして明らかに、出題者もJ君と一緒に走っているよね。」
SS君「『夏休みの敵は出題者の敵でもあった』ということですね。だったら作らなければいいのに」
赤瀬川氏「S君も可哀想に、毎時9kmで休まずに走り続けなきゃいけないんだから。」

SS君「これは個人的な疑問なのですが、J君とS君は、この暑い真夏にいったい何のためにわざわざ息をきらして走って会おうとしていたんでしょう?」
赤瀬川氏「きっと愛の逃避行だよ。夏休みの敵から逃げてるの。」
SS君「つまり、夏休みの敵は、二人が息を切らして会いに行くところを、自分もまた息を切らして追いかけている、という。
赤瀬川氏「さらにそれを、出題者が息を切らして走って観察している。
SS君「8ページの3番って、実はものすごい愛憎の逃亡劇だったんですね

実は奥の深い数学の世界、是非みなさんも「夏休みの友」との楽しい夏休みをお過ごしください。
原稿用紙・・・「友」と書いて「敵」と読む